風水害(台風、ゲリラ豪雨など)への備え
台風は毎年のように日本に襲来して、大きな被害をもたらしています。
しかし、風水害は、突然大きな揺れに思われる地麗と違い、ある程度事前に予測することができます。
その典型は天気予報で、気象災害の「予知情報」ともいえます。
大切なのは「大雨が予想される」などという情報を強いたとき、どれだけ「災害」を意識するかです。
ただ情報を聞いただけでは何も意味がなく、情報を受けた私たちがその情報をどう生かすかが重要です。
① 台風が近づいてきたら(強風対策)
テレビ等で台風情報を収集する。強風で飛ばされやすい、植木鉢、ごみ箱などは飛ばされないように
室内に入れるか、固定する。室内に入れることができない自転車などはロープなどで固定する。
一時的に風雨がおさまったように思えても戒は怠らない。台風の目、吹き返しのおそれがある。
② 大雨が降り始めたら(大雨対策)
テレビなどで気象情報を収集し、インターネットでリアルタイムの降雨情報や河川水位情報を収集する。
情報源を日ごろから確認し、使い方を知っておくことが大切である。
床上浸水のおそれがあるときは、大切な物を上層階へ上げる。
ただし、準備の余裕がないときは、すぐ避難する。
浸水のおそれがあるところでは、土のうや水のう、止水板などを用意する。
地下室は外の様子がわからないので、もし浸水したら大変危険である。
大雨が予想されるときには地下室には入らないようにする。
③早めの率先避難が命を守る
情報収集して「危険」や「異変」を感じたら、避難勧告などの避難情報を待たず、
自らの判断で早めに率先避難することを心がける。
「避難準備・高齢者等避難開始」が出たときには、いつでも避難ができるように準備をする。
災害時要配慮者などの避難に時間がかかる人は、「避難準備・高齢者等避難開始」が発令された時点で
避難を開始する。
すでに浸水していたら、マンホールや側溝に転落しないように十分に注意する。
膝上(約50cm程度)以上に浸水していた場合は、無理をして避難所に行かず、
自宅や近くの建物の2階以上に緊急的に一時退避する。
避難所に行くことだけが、避難ではない。また、冠水した道路を自動車で避難するのは、
大変危険なので絶対にしない。
④ 局地的大雨から身を守る
近年は局地的大雨、いわゆる「ゲリラ豪雨」がしばしば発生している。狭い範囲で生じるので、
どこで降るのか予報が困難で、早めの管戒が必要である。
気象庁では次のような前兆現象に留意するよう呼びかけている。
<局地的大雨(ゲリラ豪雨)の前兆現象の例>
- ・真っ黒い雲が近づき、周囲が急に暗くなる。
- ・ヒヤッとした冷たい風が吹き出す。
- ・雷鳴が聞こえたり、雷光が見えたりする。
- ・ 大粒の雨や「ひょう」が降り出す。
参考文献 認定特定非営利活動法人 日本防災士機構 防災士教本 p36~38
近年、台風やゲリラ豪雨による停電も増加傾向にあります。
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